10分も待っただろうか。わりと早く処置室の中に呼ばれた。若い活発な感じの女性医師だった。
とても詳しい問診が行なわれた。ポイントとなったのが、動悸・息苦しさ・めまい・倦怠感の症状が発生後3時間半くらい過ぎて治まったこと。新型コロナの場合は症状が少なくともニ、三日の間継続して続くということ。この点で、僕は新型コロナウイルスではないということ。
会食なし。身近な人や同僚にコロナによる発熱者なし。
ひと安心だ。本当にひと安心。もし僕がコロナに掛かってしまったら、そして高齢の母に感染したら、ほぼ間違いなく母が死んでしまう。
では、僕の症状は何が原因なのかと言う事をいろいろ聞きながら探っていた。
僕は自分の症状を検索して「自律神経」というワードが引っかかっていたので「自律神経かなあ」と言ってみたら、「そうなんですよ!自律神経か、あるいは一時的な不整脈の可能性が高い」
僕が幼い頃に俗に言う貧血を起こして失神することときどきあった。小学生の時にトイレで小便中に倒れたり、小学校や中学校の朝礼中に倒れたり。しかし大人になってからは起きず、唯一30代半ばの頃に電車の中で倒れたことがあったが、それ以来起きていない。
それが加齢やストレスが引き金になって自律神経の異常が再発する場合があると。
そのあと心電図測定と超音波検査を入念に行い、てきぱきと治療が終わった。
症状が一時的なので処方箋は無し。それでも紹介状なしで大病院だから初診料に5500円かかり、会計は10980円だった・・・・でも、親切でに明快に応えてくれる医師だったし診察も迅速にてきぱきと終わった。安心したから、これはラッキーだ!