数日前、通勤の車の中で藤井風さんの「Close To You」が掛かった。聴いてる時はまさか日本人が歌っているとは想像してなかったので、曲が流れた後のラジオのアナウンスを聞いてびっくりした。昨年から注目しているアーティストだけど、こういう事もできるのか。めっちゃすげえ。
という驚きと供に、僕は本家カーペンターズを思い出した。僕が小学校5年6年くらいから中学校1年2年の頃に世界中でめちゃくちゃ流行っていた。そして日本人の琴線に触れるのか、日本の洋楽ヒットチャートでは複数のシングルが同時にランクインするくらいの人気ぶりだった。中学校では放送部の連中が校内放送でよく流していた。
ラジオやテレビや街中ではそこかしこで掛かっていたカーペンターズだったが、アルバム(当時はLPだ)はまだ聞いた事がなかった。そしてカーペンターズのLPを初めて聴いたのが、親戚のおにいちゃんの家だった。「ナウ・アンド・ゼン」の写真のようなアメコミのようないかした赤い車のアルバム・ジャケットの実物を初めて目にした。
レコードに針を落とすと、僕は貪るように聴いた。やけに真剣に聴き入っていたから、親戚のお兄ちゃんはびっくりしただろう。
親戚のお兄ちゃんは亡くなった父に学生時代にお世話になった。だから父の死後、手紙を頂いた。年賀状も毎年送っていただいている。
親戚のお兄ちゃんは今はもうりっぱなおじいちゃんだろう。中学生だった僕は今年還暦だ。
ずいぶんと時が流れた。