Youtubeでいろいろ聴いていたら、思い出しちゃった。
安全地帯「恋の予感」がちょうど流行っていた1984年、僕は片想いをしていた。
南野陽子さん似のとても可愛い子だった。
メールもインターネットもない時代。その子と話したいがために、僕は月に一回くらい電話を掛けていた。
いつも会えなくて、会いたくて会いたくてしょうがなくて、その子の事ばかり考えていたなあ。
まあ、俗に言う「何も始まっていなかった状態」なわけだから、僕の気持ちの中で勝手に沸き起こった感情だった。
寂しい気持ちをずっと耐え続けるだけの毎日だった。
それでも、ずっと好きだった。
純粋だったんだよなあ。
「恋に恋していた」ある意味幸せだった頃の話だ。
それからずっと後に、実際の恋がどんなものか身をもって知る事になってしまう。
なんだ、こんなつまらないものだったのか・・・・
ラブソングやドラマで歌われていたあれはなんだったんだって愕然としてしまうわけだ。
まあ、出会いに恵まれなかったという事なのかもしれないが。
とにかく、出会いに恵まれた皆さんには、心よりおめでとうございますと申し上げます。
そのまま充実した人生を歩いてください。
出会いに恵まれなかった僕は僕で、自分なりに充実した人生を歩んでいます。
玉置浩二さんが歌うこの切ないメロディーと深く心に突き刺さる歌声とこの表情を動画で見て、そんな事を思い出してしまったよ。