二日前、亡き父の故郷が大雨の被害に逢った。
河川が氾濫して大変な状況だった。
父の親戚は大丈夫だったのだろうか。
鹿児島はかつてはとてもいい場所だった。
小学生の夏休みに田舎に帰った時に、当時高3くらいだった親戚のお兄ちゃんの運転する原チャリの後ろに乗せてもらって少し離れた場所にある万屋(よろずや)に買い物に行った(当時コンビニというものはまだこの世の中に存在していなかった)。そしてその行き帰りにあたり一面の田んぼの稲やススキに無数の光るものが。ホタルだった。
海に行けば巻貝がどっさり。風光明媚で食べ物が豊富ないい場所だった。
そんなのどかな場所が、しかし今は異常気象で年に数回は自然被害を警戒しなくてはならない場所になってしまった。
前回書いた1964年東京オリンピックが行われた時代と同じく、何もかも様変わりしてしまった。