元々はフォークトリオとしてスタートしたRCサクセション。しかしそのフォーク時代も、ストレートすぎる歌詞とファンキーすぎる清志郎の歌声、速く激しいビートを刻むアコギと、何から何まで異彩を放つ異端児だった。「僕が好きな先生」がスマッシュヒットしたものの、それ以外は全く売れず、マイナー街道を突っ走り、全く食えなかった、
しかし突然ロックバンドのスタイルで劇的なイメチェンをしてから脚光を浴び始めた。そしてカルト界のスターとなっていく。
ロックバンドサウンドを前面に押し出し、曲の展開はキャッチーになり、ヴォーカルは奇抜且つイケてるファッションでステージに立ち、誰も真似できない圧倒的なヴォーカルパフォーマンスで聴衆を虜にする。
「ジギー・スターダスト」として音楽界に再登場したデヴィッド・ボウイと歩みが似ているような気もする。