この新しい黒いANTEC P10 FLUCというPCケースには、ケースファンが5個も付いている。正面に3個、背面に1個、内側から底面に向けた排気ファンが1個。すべて120mmの静音ファン。これと電源ユニットのファンとCPUファンが回るので、全部で7個のファンが回る。
これならば筐体が閉じられていても冷える。
この状態でCubaseを動かしてみた。確かに改善された。だいぶマシになった。
それでも前のマシンの快適な動作には及ばない。
それはもしかしたら、USB接続のせいかもしれない。Windows10になってから、USB3.0の不具合が多発しているようだ。7,8年前に前にノート用に買ったUSB接続のBabyFace Proを繋いでCubaseの動作テストをしたが、先に書いたようにイマイチだ。
僕はRMEのHDSP PCIとHammerfall Multifaceという組み合わせのオーディオインターフェイスをずっと使ってきた。RMEから発売された同シリーズのいちばん最初のモデルである。PCIカードをPC本体にインストールして、そのPCIカードから長いHOSTケーブルでオーディオラックに置いたブレイクアウトBOXに繋ぐ。2001年頃に買って以来、一度の故障も不具合も起こしていない。
前マシンであるLGA1150ソケットのPCを組む時に、僕が持っていたRMEのPCIカードは規格が古くなってしまった。そこでその後発売された新しい規格のPCIExpressのHDSP PCIeカードを前マシンにインストールしてHammerfall MultifaceブレイクアウトBOXに繋いだ。このシステムも超安定。一度も故障しなかった。
そして今回LGA1200ソケット第10世代のマシンを組むにあたって、前マシンのために買ったPCIExpressカードは今はもう規格が古くなってしまった。Cubaseの動作不良はHDSP PCIeが今の環境に対応していない事が原因になっている可能性がある。そこで、今の規格に対応した新しいRMEのPCIExpressカードであるHDSPe AIO Proを導入することにします。
昔のPCI/PCIe+HannerFallのような快適な環境を手に入れたい僕としては、最新モデルのPCIEXpressカードに期待するしかない!