とても天気のいい日だった。お日様が地面に跳ね返ってピッカピカに光って眩しい。
久しぶりに亡き父の部屋を掃除した。雨戸を開けて、網戸にして、風をくぐらせて、掃除機を掛けた。
やはり、いろいろ思い出したりもした。
父が生きていた時、父が亡くなってばかりの時、父が亡くなった翌年、父が亡くなった翌々年、そのまた翌年、そして今、感じるものがそれぞれ違う。
生々しかったものがどんどん消えて行って、思い出へと昇華されていく。