今回取り上げるのは、1975年にリリースされたディッド・ボウイ8枚目のアルバム「ヤング・アメリカンズ」からのタイトルトラック。
僕が14歳中学2年の頃にリリースされたアルバムってわけだ。
たぶんこの曲が僕が初めて聴いたデヴィッド・ボウイの曲なんだと思う。当時のお気に入りの番組・・・毎週土曜日の午後1時か2時くらいから放送されていた「ダイヤトーン・ポップスベストテン」というFMの番組でランクインしていた。
その頃はこれといった印象はなかった。いま改めて聴くと、その理由が判った。表面上はソウルっぽいサウンドなんだけど、ホンマもんのソウル/アメリカン・ポップスとはぜんぜん違う。ボウイ流の凝ったブリティッシュ・ポップスとソウルテイストのごったまぜミクスチャー。このごったまぜが見事に混ざらなくて変わったテイスト。そしてこの変わりっぷりがボウイ流ってことなんだろう。
ヒットチャート大好き少年だった僕にとっては、曲が判りにくすぎた。