認知症研究の第一人者である医学博士が認知症に掛かってしまう・・・そんなドキュメンタリーが一ヶ月くらい前に放送された。
第一線で活躍していた頃から一転して、自分自身の認知機能がどんどん衰えていく。その衰えていく様をカメラが追う。簡単なことを思い出せなくなってしまう自分自身を見つめながら、医学博士はその心境を吐露する。
どんなに頭脳明晰な人物でも、認知症に掛かる時は掛かってしまう。
僕の母親も、かなり名前の知られた名門の公立高校を出ている。
もともとはとても頭のいい人だ。
だからなおさら、ついさっき聞いたことを忘れてしまう自分自身が歯がゆくて情けないのだ。
だから、いらいらが募る。
頭がいいとか良くないとかに限らず、今まで出来ていたことが急に出来なくなってしまう自分自身と相対したら、それはそれは気持ちが萎えるだろうな。
認知症の人は、いつもそんな葛藤と戦っているんだ。