タイトルは懐かしのドラマ「29歳のクリスマス」第6回のエンディングの題字だ。
このドラマが始まった1994年といえば、僕が競馬を始めた年だ。
そして僕は瞬く間に競馬にはまってしまった。
なぜはまってしまったのかというと、音楽がうまく行かなくて逃げてしまったからだ。
辛い辛い時代の始まりの年かあ。
いや10代も20代も辛かったけど、あの辛さとは別の種類の辛さだったねえ。
10代や20代のしんどさは、いわば青春の辛さか。多感だったり、寂しかったり、悔しかったり、惚れた腫れただったり、現在と将来を思い悩んだり、そういう辛さだ。
30代からの辛さは、くたびれ衰えていく自分自身と対峙しながら生き延びていく辛さだ。
先々週TVKでこのドラマの再放送を見つけてからやけに気になってしまうのは、僕の人生のターニングポイントと重なっていたせいだからなのかな。
そういえば主演者のひとり柳葉敏郎さんは僕と同い年の1961年生まれなんだよね。だから柳葉さんがこのドラマに出ていた時が33歳で、同じ33歳の僕がこのドラマを見ていたのだ。主人公の人生と自分自身を重ね合わせたりして・・・・いや、どこがどう重なっているというわけではないが、なんとなく感情移入しながら見ていた。これもこのドラマが妙に印象に残った原因なんだろうね。
ということで、今週も観てしまった。当分の間、日曜日の深夜はTVKをつけることになりそうだ。