中学1年の夏休み。バスケット部の夏練習に毎日出かけた。めっちゃきつかった(笑)全然興味ないスポーツだったし、ただただ汗だくになって、筋肉痛になるまで体を動かした。しかも真夏の体育館の暑いこと!
練習が終わった後にみんなで学校の前の駄菓子屋で冷たいジュース飲みまくるのが唯一の楽しみだった。
くたくたになって練習から帰ったある日、僕はいつものように今のテレビの前で寝っ転がった。そしてテレビのチャンネルをカシャカシャ変えた。そしたら、あるチャンネルで外国人が映った映像が流れていた。しかもその外国人は歌っていた。僕が生まれてはじめて見た「PV」だ。いや、当時はPVなんていう言葉はなかった。洋楽アーティストの最新ヒット曲を映像作品にしたものがあるなんて事は知らなかったし、テレビで流されることもなかった。そんな稀有なテレビ番組の名前は「POPS IN PICTURE」放送していたのはテレビ神奈川。その日流れていたのはジグソー「恋のあやまち」とかアリス・クーパーの当時の新曲とか。
最新のヒット曲が音楽だけではなくて映像もいっしょに流れるというこの衝撃と驚きは、今の人たちには全く理解不可能だろうなあ。
もちろん「POPS IN PINTURE」が僕の新しいお気に入り番組になったことは言うまでもない。